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第10回 東山循環器医療連携懇話会に参加しました

[2023.11.18]

第10回 東山循環器医療連携懇話会に参加しました

当院は、2023年11月18日に開催された「第10回 東山循環器医療連携懇話会」に参加しました。この懇話会は、東山地域の循環器疾患の診療を担う医療機関が集まり、情報交換や連携を図ることを目的としたものです。

①心不全の死亡率や再入院率の低下について

いつも患者さんに説明している自己管理の方法としての体重測定・心不全症状の自己確認の有効性のお話がありました。

『心不全患者の再入院予防における自己管理の効果:多施設共同前向きコホート研究」

自己管理プログラムに参加した群の再入院率は、非参加群の23.4%に対して17.4%と、有意に低いことが明らかになりました。

ポイントは『自己管理プログラム』です!僕たち医師ができるのは患者さんのサポートで治療の主体はやはり患者さんだと改めて認識しました。

身近なクリニックだから患者さんに寄り添ってサポートできることや早期に介入できることがあると思います。心不全の患者さんが毎日体重を測ることの重要性をもっと伝える場所になればと思います。

②京都第一赤十字病院循環器内科で行われている新しい治療方法について

1. JETSTREAM™. ジェットストリームアテレクトミー システム

講演では、JETSTREAM™. ジェットストリームアテレクトミー システムについて解説されました。JETSTREAM™. ジェットストリームアテレクトミー システムは、浅大腿動脈(SFA)および/または近位膝窩動脈(PPA)の重度石灰化病変を対象とした、回転式アテレクトミーシステムです。

石灰化病変とは、血管の内側にコレステロールや脂肪などの沈着物がたまり、血管が硬くなった状態です。従来のカテーテル治療では、石灰化病変を広げることが難しく、治療が困難なケースもありました。

JETSTREAM™. ジェットストリームアテレクトミー システムは、先端に回転するカッターが付いたカテーテルを用いて、石灰化病変を切削・吸引しながら広げる治療法です。石灰化病変を細かく砕いて取り除くため、従来のカテーテル治療よりも高い拡張率が期待できます。

講演では、JETSTREAM™. ジェットストリームアテレクトミー システムの特徴や、適応症について詳しく説明されました。

2. IVL ショックウェイブ (血管内石灰化破砕術)

講演では、IVL ショックウェイブ (血管内石灰化破砕術)について解説されました。IVL ショックウェイブ (血管内石灰化破砕術)は、血管内に細いカテーテルを挿入し、カテーテルの先端から衝撃波を照射して、石灰化病変を破砕する治療法です。

JETSTREAM™. ジェットストリームアテレクトミー システムと同様に、石灰化病変を広げることが困難なケースの治療に用いられます。

講演では、IVL ショックウェイブ (血管内石灰化破砕術)の特徴や、適応症について詳しく説明されました。

上記治療は僕が勤務していた2023年6月時点では行なっていませんでした。日々進化する病院と共に学び新しい医療・知識を地域に提供できればと思い今後も参加していきます。

ご講演頂いた、京都第一赤十字病院 循環器内科部 スタッフの先生

特別公演頂きました 宮崎市郡医師会病院 副院長兼心臓病センター長 柴田 剛徳先生 ありがとうございました。

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