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総合内科専門医による内科全般の診療・治療

総合内科専門医ってなんですか?

総合内科専門医は日本内科学会が認定している専門医資格になります。認定内科医の認定を受け、その後更に所定の期間、本会が認定した施設で内科臨床研修を行い、総合内科専門医資格認定試験(筆記試験と病歴要約の評価)を合格した者(日本内科学会HPより抜粋)。

総合内科専門医の役割

「何科に行けばいいかわからない」症状を、まず内科の視点から考えます

✔ 体調が悪いけれど、何科を受診すればよいかわからない

✔ いろいろな症状があって、どの臓器が原因なのかわからない

✔ 大きな病気が隠れていないか心配

このようなときに、身体全体を内科の視点から診察し、原因を考えることが、 総合内科専門医の大切な役割のひとつです。


総合内科専門医とは?

内科には、臓器や病気ごとにさまざまな専門分野があります。

  • 循環器内科:心臓や血管
  • 消化器内科:胃・腸・肝臓など
  • 呼吸器内科:肺や気管支
  • 腎臓内科:腎臓
  • 糖尿病・内分泌内科:糖尿病やホルモン
  • 血液内科:血液の病気
  • 脳神経内科:脳・神経・筋肉

一方、総合内科専門医は、最初から一つの臓器だけに絞らず、 身体全体を見ながら「どこに原因があるのか」を考える内科医です。

日本内科学会では、総合内科専門医に、高い診断能力や複雑な病態に対応する能力などが求められています。


症状の原因を考えるときの「器質的疾患」と「機能性疾患」

少し難しい言葉ですが、症状の原因を考えるうえで大切な考え方があります。

① 器質的疾患

身体の臓器や組織などに、症状の原因となる病気や異常が認められる状態です。

たとえば「胸が痛い」場合

  • 狭心症・心筋梗塞
  • 肺の病気
  • 大動脈の病気
  • 胃・食道の病気

「めまい」の場合

  • 不整脈
  • 貧血
  • 血圧の異常
  • 脱水
  • 脳・神経の病気
  • 耳の病気

② 機能性疾患

診察や必要な検査を行っても、症状を十分に説明できる身体の異常が見つからないことがあります。

身体の構造に明らかな異常がなくても、 身体の「働き」の変化によって症状が起こる状態があります。

また、睡眠、ストレス、不安、心理的・社会的な要因などが、 身体症状に影響することもあります。

大切なのは、
「検査で異常が見つからない = 症状がない」ではないということです。

症状は実際に存在します。原因に応じて、引き続き内科で経過をみる場合もあれば、 心療内科や精神科など、別の専門診療科での評価が適している場合もあります。


総合内科専門医の役割は「交通整理」に似ています

たとえば、「胸が苦しい」という患者さんが来院されたとします。胸の症状だからといって、必ず心臓が原因とは限りません。

心臓? 肺? 血管? 胃や食道? 貧血? 甲状腺? それとも別の原因?

このように可能性を広く考え、問診・診察・必要な検査から原因を絞っていきます。


当院で診断から専門治療まですべて行うわけではありません

総合内科専門医は、すべての病気について専門的な検査や治療を一人で行う医師ではありません。

「どのような病気が考えられるのか」
「どの専門診療科で詳しく調べるべきか」

を判断することも重要な役割です。

当院は循環器内科専門になります。

心臓の専門的な検査・治療が必要 → 循環器内科
胃や腸の内視鏡検査などが必要 → 消化器内科
脳や神経の専門的評価が必要 → 脳神経内科・脳神経外科
血液疾患の詳しい検査が必要 → 血液内科

必要に応じて、適切な医療機関・専門診療科へご紹介します。 専門的な検査や治療が必要になった後は、 その領域を専門とする臓器別専門医が診療を担当します。


総合内科での診療の流れ

症状がある
問診・診察・必要な検査
病気の可能性を評価
身体の病気が疑われる

→ 必要に応じて臓器別専門医へ紹介
→ 専門的な検査・治療へ

身体の病気だけでは症状を説明しにくい

→ 機能性疾患などを検討
→ 必要に応じて適切な診療科(総合内科や心療内科など)へ


「異常があるか、ないか」を見るだけではありません

総合内科診療で重要なのは、

①緊急性の高い病気や重大な身体疾患の可能性を評価すること

②次にどこで診てもらうべきかを判断すること


「何科かわからない」は、珍しいことではありません

患者さん自身が、 「これは心臓だから循環器内科」 「これは神経だから脳神経内科」 と判断することは簡単ではありません。

実際には、同じ症状でも原因となる病気はたくさんあります。

だからこそ、 「どの診療科を受診すればよいかわからない」 という段階で、内科的な病気を幅広く考え、必要な診療につなげることに総合内科の役割があります。


総合内科専門医は「身体の病気を幅広く考える専門家」です

総合内科専門医は、すべての病気を一人で治療する医師ではありません。

✔ 身体全体を見ながら、内科的な病気を幅広く考える

✔ 緊急性の高い病気や重大な身体疾患の可能性を評価する

✔ 専門的な診療が必要であれば、適切な専門医につなぐ

これが総合内科専門医の大切な役割です。

内科的な症状があるけれど、何科を受診したらよいかわからない。
そのような場合には、まず総合内科でご相談ください。

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