帯状疱疹ワクチン(シングリックス®)について
こんにちは、いとう内科クリニックです。
7月に入り、暑い日が続くようになりましたね。夏は体力が奪われやすく、免疫力も低下しやすい季節です。そんな季節に注意が必要な病気の一つが「帯状疱疹」です。この記事では、帯状疱疹の恐ろしさと、なぜワクチン接種が重要なのかについて詳しく説明します。
帯状疱疹とは?
帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)によって引き起こされる病気です。このウイルスは、幼少期にかかった水痘(水ぼうそう)として体内に一度侵入します。その後、神経節に潜伏し(ずっと体に住んでいます)、免疫力が低下したときに再活性化(隠れていたウイルスが活発に顔をだしてきます)して帯状疱疹として発症します。帯状疱疹は、痛みを伴う赤い発疹や水ぶくれが体の一部に帯状に現れるのが特徴です。
帯状疱疹の症状
<激しい痛み>
帯状疱疹の痛みは非常に強く、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。痛みは神経痛として知られ、数ヶ月から数年にわたって続くこともあります。
<後遺症のリスク>
帯状疱疹後神経痛(PHN)は、発疹が治った後も痛みが続く後遺症です。特に高齢者に多く見られ、生活の質を大きく損ないます。
<免疫力低下による重症化>
免疫力が低下していると、帯状疱疹は重症化しやすくなります。例えば、眼に発症すると視力低下や失明のリスクがあります。
症状は他にもさまざまありますが、後遺症は生活の質を落すだけでなく、通院負担による時間的・経済的損失もはかり知れません。
帯状疱疹は繰り返す!
「一度、帯状疱疹にかかったらもう大丈夫!」と勘違いされることが多いのですが帯状疱疹は繰り返しかかります。自分の体に住んでいるウイルスですので体力が落ちるとウイルスが顔をだして発症します。そのため帯状疱疹が起こりにくいからだ作りが大切です。
帯状疱疹から身を守るためには?
帯状疱疹の発症を防ぐ最も効果的な方法は、ワクチン接種です。いとう内科クリニックでは、不活化ワクチン「シングリックス」の接種を実施しています。
詳しくはコチラから
(https://ito-heart.com/%e4%ba%88%e9%98%b2%e6%8e%a5%e7%a8%ae#wvh2)