【2026年版】京都市の肺炎球菌ワクチンが変更|65歳からはプレベナー20へ(ニューモバックスとの違いも解説)
定期接種に使用される肺炎球菌ワクチンが変わりました
👤患者Aさん
「先生、肺炎のワクチンが変わったって聞いたんですが、本当ですか?」
👨⚕️I先生
「はい、本当です。2026年4月から、これまで使われていたニューモバックスNPというワクチンから、プレベナー20という新しいワクチンに変更されました。」
■ なぜワクチンが変わったのですか?
👤患者Aさん
「どうして新しいワクチンに変わったんですか?」
👨⚕️I先生
「一番の理由は、“よりしっかりとした免疫が期待できる”ためです。」
👤患者Aさん
「しっかりした免疫ってどういうことですか?」
👨⚕️I先生
「簡単にいうと、体が菌を覚えて、長く防御できる力がつくということです。」
■ ワクチンの違い(簡単に)
👨⚕️I先生
「実は、2つのワクチンは“働き方”が違います。」
● プレベナー20
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免疫の記憶が残るタイプ(結合型ワクチン)
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長く効果が続きやすい
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現在の標準ワクチン
● ニューモバックス
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一時的に免疫をつくるタイプ
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免疫の記憶が残りにくい
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再接種で副反応が強く出ることがある
👨⚕️I先生
「この違いから、現在はプレベナー20が中心になっています。」
■ 国が種類を変更した理由
👤患者Aさん
「ちゃんとした理由があるんですね?」
👨⚕️I先生
「はい。厚生労働省は次の点を理由に変更しています。」
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プレベナー20は、含まれる菌の型に対してより高い効果が期待できる
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従来ワクチンと比べて、予防できる菌の範囲は大きく変わらない
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安全性にも問題がない
👨⚕️I先生
「つまり、“カバー範囲は同じくらいで、より質の良い免疫が得られる”ため変更されました。」
■ 実は世界でも同じ流れです
👤患者Aさん
「日本だけなんですか?」
👨⚕️I先生
「いいえ、海外でも同じ流れです。」
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アメリカ(CDC)でもPCV(結合型ワクチン)を優先
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有名な研究(NEJM)でも、高齢者の肺炎予防効果が確認
👉 世界的に
「より質の高い免疫を作るワクチンへ」という流れになっています
■ 定期接種はどうなりますか?
👤患者Aさん
「じゃあどうやって受けるんですか?」
👨⚕️I先生
「現在の定期接種はとてもシンプルです。」
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65歳でプレベナー20を1回接種
「これで基本は完了です。」
■ 以前ワクチンを受けた方へ
👤患者Aさん
「昔ニューモバックスを打ったことがあります」
👨⚕️I先生
「その場合は、接種時期や種類によって対応が変わります。」
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追加接種が必要な場合あり
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別のワクチン(プレベナー)を検討することも
👉 接種記録の確認がとても重要です
■ ニューモバックスはもう不要?
👤患者Aさん
「ニューモバックスはもう使わないんですか?」
👨⚕️I先生
「いいえ、完全になくなったわけではありません。」
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自費での接種は可能
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一部の方では選択肢になることも
👉ただし、 現在は“プレベナー20が中心”という考え方に変わっています
■ まとめ
👨⚕️I先生
「今回の変更を一言でいうと」
👉“より長くしっかり効くワクチンに変わった”ということです。
■ 当院からのご案内
「肺炎球菌ワクチンは、重症肺炎の予防にとても重要です。」
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接種は予約制です
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過去の接種歴が分かるものをご持参ください
「ご不明な点は、お気軽にご相談ください。」
■ 参考
厚生労働省:高齢者肺炎球菌ワクチン制度変更資料
日本感染症学会・呼吸器学会・ワクチン学会合同委員会(2026年 第8版)
Bonten MJM et al. NEJM 2015(CAPiTA試験)
CDC/ACIP 成人肺炎球菌ワクチン推奨
より詳細はこ下記のページを参照してください
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院長 伊藤 大輔(いとう だいすけ)
